姑獲鳥の夏を借りようとおもって…

 貸し出し中だったので「ローレライ」を見ることにした。

 面白かった。
 
 
 それだけじゃさすがにナニなので…
 龍駆は小説を先に読んだのですが、小説では十分語られてた各キャラのバックグラウンドが映画では書ききれない。それは2時間の制限ではしょうがないとはいえ、小説を知ってると、正直、映画は消化不良なんではないかと思う。パウラと、絹見艦長と、浅倉大佐の、3本の大きな柱があると思うのですが、なんか描ききれてないような…
 容赦ない意見としては、パウラが余計(爆
 小説では、彼女が生き残って、たくましく戦後を生きていくところに(小説でも短い描写ではありますが)、伊507の行為は間違ってなかった、という、本作品のテーマがあると思うのですが、そこは描いてないのだから、じつはいらない子なんじゃないかと…
 
 潜水艦の描写はなかなかです。潜水艦映画の傑作、U・ボート ディレクターズ・カット [DVD]と比べたらかわいそうな感じではありますが、なかなか。
 ローレライシステムが映像で見れるのも楽しいです。そういえばパウラのおにーちゃん出てこなかったな…