アップルシード

 今日はDS9がないので、APPLESEED [DVD]を借りてきて観た。



 思った以上にダメー(;_;

 なんといっても作品のテーマが全く逆なのが素晴らしい。スターシップトルーパーでも似たような感じで作品のテーマを全く逆にあつかっていて、「バーホーベンはハインライン嫌いなんだな、しょーがねーなー(笑」という感想だったのだが、バーホーベンはどう見ても確信犯っぽいしまー「(笑」が付くぐらいには「しょーがねーなー」ですましたんだが、アップルシードはダメダメ。
 アップルシードに限らず士郎正宗の作品の根底にあるものは「ヒトの進化」にある*1わけで、2巻でやってた「バイオロイド化法案」もそれの具体例のひとつ*2なわけだが、映画でバイオロイドがヒトに戻ってどうするよ。生殖うんぬんではなく、「プロのヒト」である設計思想を理解してんのかこの台本は?
 そういえば立法院ジーさんたちはヒトだったのか?原作では第二世代バイオロイドだったとおもったが。この辺も原作ファンは惑うのでダメに+1修正な気分だ。
 追い討ちでくされヒューマニズムなドラマもちょっとシンジラレナーイ感じなのですが。研究室屋上でのやりとりもおかしい。銃を突きつけながらお話するのはハリウッド映画かガンダムだけにしてください(泣

 3DCGなのは気になりませんでした。アネナがだいぶ怖い顔でしたが(笑 ニケはよかったかも。
 観始めはデュナンやヒトミが8頭身で美人系だーとか、「ブルーマックスランランラン♪」がないとか笑ってたんですがねー。

 まあきっと、映画を見てるうちに5巻が出ないのに気が付いて頭に血が上ってしまったにちがいない、とイイワケして終わる。



*1:ちなみに攻殻もオリオンもドミニオンもそのはず

*2:それが正解かどうかはまた別の問題。実際のデュナンは立法には手を貸すものの自分への適用は拒否するわけだし。もっとも原種保護法で受けれないって会話もあったか。