ラノベ強化月間

 アニメではまって全部買ってみた。

 

とらドラ10! (電撃文庫)

とらドラ10! (電撃文庫)

 10巻目で堂々の完結なわけですが、竜児の最後に出した答えはなかなか「苦しいが正しい道」だったんじゃないかと思う。ほかの方法でもみんな「しょうがないよね」と言ったと思うのだが、あえてそうきたか。竜児えらい。と思った。
 まあ逆に物語としてのカタルシスには欠けてしまったかもしれないが、地に足がついてていいんじゃないかな。

 心理描写のしっかりさ加減とかえらい、伊達に超ド級ブコメのあおり文句がついてない。ゆゆこエライ。きっとオライオン級だぞ*1
 アニメよりは、とか原作だから、という気はあまりないが、どうしても30分に収めなくちゃいけないアニメと違って心理描写にリソースをかけていい、小説ならではの正しい切り口、なんだと思う。



 ハヤテのごとくで「バカとテストと香辛料」というヲイヲイなタイトルを聞いて買ってみた。

バカとテストと召喚獣5 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣5 (ファミ通文庫)

 ちょっとハーレムっぷりが鼻につく気もするが!!まあいいや。
 テストの点数で召喚獣対決、というアイデアは面白い。もう学生というナニカから去ってン十年だが、たしかに学生時代ってテストの点は重要だった気がする。その辺をうまく感じさせるのが人気なのかな。
 いやアレか。適正ターゲットはまさに学生なんだからいいのか(笑
 秀吉萌えとかそういうのは内緒な方向で。



 いらんこ(ストパン小説)で

 ヤマグチノボルがあまりにもバカなので買ってみた。

 結論、結構読める。ただここまで(16巻も)読んどいてなんだが、1巻あたりの情報量というか、話の進まなさったら(汗
 なんつかあれだ。自分にとってはまさしくFEARゲーの感覚なのかな、と思う。序盤にお笑いとかラブとかコメとかとって、中盤になんか事件っぽくなって、最後に戦闘が一回ある、みたいな。俺はあんまFEARゲーやらないんで、あくまでも俺の感覚ですが。

 ほとんど一巻に1回ぐらいしか上がってきませんが、ヤマグチノボルはやっぱりダメだったようです。16巻だと「ちいさなにゃんこはおおきなにゃんこにいぢめてほしいにゃん」だったかな。これをサイトがルイズに言わせます。バカですね、最高です(をい
 だいたいどの巻でも1回はこんなのが入ってくるので、恐ろしい、侮れない、バカ力です。ばかかではないですよ、ばかちからです。オーラ力みたいなものです(違う

 あとゼロ戦が出て依頼ちょっと寂しかった現代兵器もこの前の巻でティーガーI*2が出ていたので楽しかった。


 上の三部とも、共通してるのは釘宮男の子がバカな点かな、と思います。とらドラの竜児・北村、それ以上におバカとして強烈な春田。バカテスは主役・明久はもちろんのこと、一見策士風*3坂本、ムッツリーニ土屋とバカがそろってる。ちなみに試験の点という意味のバカではない。ゼロつかでも同様で、ついつい「やっちゃった」なサイトほか、バカ学生騎士団のナルシスト・ギーシュや、マゾおでぶちゃんマリコルヌなどバカぞろいなのが・・そういえばバカテスでもゼロつかでも女子の風呂場を覗きに行くね。やっぱ大事なイベントなんだな(違


 今アニメやってる禁書目録や、何期もやってるシャナは2〜3巻読んでもおいいや、になっちゃったから、やっぱこの「バカさ」は重要なのかなー、と思いマス。

*1:わかんないやつはウィキにでも見に行け

*2:14巻の挿絵ではティーガーIIだったがそこは突っ込むまい。

*3:実際、相当な策士だとはおもう