DAC 20111 ふつかめ!

 二日目はカヅサツDMによる
 【9-03】D20紳士シリーズ4 "H Cup and Talisman"[第4版・9日]
 でした。

 色々物議をかもしている(のかな?かもしれない?)紳士シリーズですが、僕はもちろん、これからもやり続けるほうがいいと思っています。というのは、Cadでからくりさんが紳士(?)卓を立てており、本番一週間前に、テストプレイを実施していました。その際に、カヅサツも俺もテストプレイに参加したのですが、終わったあと参加していたいっちゃんさんが「俺がやりたかったのはこれだったんだ」的なつぃーとをしていたのですね。で、当日のカヅサツ紳士卓でも参加者は「いちどこんなセッションをしてみたかった」という意見が多かったのです。*1
 僕はここにプレイヤーやマスターの「心の乾き」を感じるのです。TRPGではありませんが、コミケットでも「私が望んでいた本はこれでした」とか「自分の居場所があることに感動しました」という人がたくさんいます。それは通常生活では表にできないようなことかもしれません。でもそれを求める心はあるのです。
 ましてやTRPGという趣味全開のジャンルにおいては、「いつかやってみたいなにか」はあるはずです。それが実現できるDMとPLがいるのに実現できないのはあまりにも悲しいことだと思うのです。
 まあもちろん、自分の趣味が若干、一般とは異なる、とか、自分の趣味がもしかして他人には不快かもしれない、*2とか、青少年の健全な育成によろしくない*3とか、そのような点は十分配慮する必要はあるでしょうが、そのような要望がまだまだ眠っていることを忘れずにやっていって欲しいものです。

 …ただまあ、カヅサツが「ネタが尽きた」とか言ってたんだよね :p


 さてそんなどうでもいい話はおいといて、紳士卓ですが、自分は参加は初めてです。
 しかしまあ、龍駆亭*4は毎セッションが紳士卓みたいなもんでしたから、そこはそれ、雰囲気はわかろうというもの。むしろ自分自重気味にしとけ、と思ってました。

 シナリオは、地下世界からドラウが攻めてくるのだが攻撃拠点をアマゾネスの村にしようとしていること、それをPCたちが調査して欲しいという内容。アマゾネスの村と聞いてむらむらするPCたちは事前調査もそこそこに*5、早速その村に向かいます。

 村に向かう途中で戦闘を行い、パーティの動きもわかったところで村に到着。しかし人っ子一人いません。唯一目立つ建物である社でドラウやゴブリン*6をやっつけ、村人がドラウたちに捕まっているのではないか、ということを知ります。
 とはいうものの、捕まってない人もいるのでは、と村を探索。その途中で自分たちが村の風土病に犯されていることに気がつきます。DEXがみるみる下がってこのままでは冒険どころではない!という所で生き残りを発見。

 …この村の住人はハーフミノタウロスの女性でした。頭は人間ですが女性ならではの箇所がハーフミノタウロスな…… なにを言ってるかわからないと思うが(AA略
 ここで村娘2人のビジュアルとしてカヅサツ謹製の3Dカスタム少女のキャプチャが出てくるのですが、残念ながら手元にはありません。いや残念(笑

 遭遇した2人から、村がどのように襲われたか、村の人たちが村のはずれの洞窟にドラウに連れて行かれた、などの情報を聞き出しつつ、自分たちが風土病に襲われた話をすると、2人が特効薬があると教えてくれます。ただ今はないと、新しく作る必要があるのだといいます。村に住んでいる女性たちはこの風土病に対し体内で特効薬を精製することが出来、それを搾り出せばイイとのこと。そのハーフミノタウロスな箇所から。

 まあ、盗賊とかなんかそんな相応しい技能で技能チャレンジなわけですが、セッション中一番盛り上がったのではないかと思います。ここシナリオの主眼だしね!(をい
 あまつさえ、1回の成功では足りないので持久力とか盗賊とか運動とか使って村娘2人を応援しつつ特効薬を搾り出す技能チャレンジにおいては、みな最大限の盛り上がりをみせました。


 …うん、この卓はたしかに隔離したほうがいい気がしてきた(笑

 たしかに龍駆亭セッションもたいがいではありますが、ここまで下品ではなかった気もする。いや気のせいか(笑

 具体的な描写は一切ありませんでしたが、プレイヤーたちの心象風景はまったく同じであったと僕は信じて疑いません。素晴らしきイメージ共有であったと思います。

 あと、個人的には30歳DT*7でサイオンになっちゃった、みえへんなーII世さんの住吉(@エクセルサーガ)と、隙あらばPCたちを後ろから援護しようとしたカズさんのサガにはMVPをお送りしたいと思います。
 自分は何をおもったか涼ちん(@im@s DS)でしたが、何回も ぎゃおおおん と叫べたので満足です(笑

 一応、3回戦闘遭遇もあり、そこはそこで色々考えられた遭遇だったのですが、パーティ間の連携が最終戦闘では相当練られてきていて、結構完封状態でした。

 最終戦闘序盤の風景。サイオンのマインドブラスト(だっけ?)が決まって敵は総ピヨピヨ状態に。

 ちなみに、シナリオも結構良く考えてあり、ドラウがなぜこのアマゾネスの村を襲ったのか、なぜハーフミノタウロスなのか、なども良く出来ており、上記の技能チャレンジがアレでなければ普通のシナリオとしても機能するかとは思います。
 でもシナリオの主眼は技能チャレンジにこそあるので(笑

 ちなみに、開会式だか閉会式で司会のえでぃさんが「ぎりぎりを上手く攻めてくる」と言っていたように、カヅサツも色々かんがえて他に迷惑にならないような表現をしています*8。そこは褒めて上げてもいいと思います。さすが紳士(笑

 というわけで自分は十分に楽しめたセッションでした。興味があって覚悟が完了したら、(まあ来年もあればですが)是非参加してみては如何でしょうか。

*1:例外俺。だって「うんうん、ですよねー」なんだもん(笑

*2:個人的にはマイノリティのマイナススパイラルを感じますが一般的な話においては、ということで

*3:個人的には以下ry

*4:カヅサツは主要メンバーでした

*5:行った者はほとんど帰ってこないとか言う話だったのに(w

*6:だったっけ?

*7:このシナリオでそれもついになわけですが

*8:本当か?