ハウルの動く城
を借りてみたわけです。意味はないです。
まずは一応「やっぱキムタクと倍賞千恵子はムリがあったよ」と言っておこう。ゆーのレビューでかなり酷評だったので覚悟して観たんで、そういう意味ではそんなにドはずれでもないっちゃーないんだけど、やっぱりムリがありすぎるのはムリなんじゃ〜〜〜。キムタクは正直おしい。シャアの出来そこないみたいだ(笑 声の出し方を練習すれ! 倍賞さんもおしい。でも10代の女の子はムリだ(汗
荒地の魔女をやった美輪明宏は大丈夫なのにねぇ。ぜんぜん関係ないけど練馬大根ブラザースの松崎しげるだってヘン感はないのにねぇ。大丈夫な2人が歌手だってことを考えるとその辺にキーポイントがあるのかな。発声とかその辺に。声の高さとハリがぜんぜん足りないんだよね>俳優が声を当てると。
まあこれが宮崎アニメじゃなくてさ、ディズニーとかだったら文句いわなかったと思うんだけどねぇ。
まあ、これはみんな思ってるからさておくとして(笑)問題は台本。ソフィアの呪いがいつ解けたのか(それとも解けてないのか結局??)、結局ハウルとカルシファーの契約はなんだったんか、ソフィーが過去に戻ってそれでなんの意味があったのか、ぜんぜん解らんのです。
あまりに解らんので見返したがやっぱわからん(汗
これは原作を読めってことですか(汗
ていうか指輪物語で寝ちまった井筒監督の気持ちがちょっとわかっちゃいましたよ(汗汗
と思ったけどちょっとわかったよ。つまりこうだ
1)過去に戻ってハウルとカルシファーの契約シーンをソフィーが見る(これで秘密を見破ったことになるのけ?
2)ソフィーとカルシファーの約束で、カルシファーを自由にしたからソフィーの呪いをカルシファーが解く
ということなんだろうか。しかし1)の前からビジュアル的には戻ってたぞ。宮崎先生、視聴者を混乱させないでください(汗
どっちにせよ、ハウルが変身するとどんどん魔王化していくのか、とか、ソフィーが眠ってるときだけは元の姿にもどるのか、とか、いろいろ「ファンタジーのお約束」的なとこは一切説明してないから、どう見ても消化不良。
全体としては、序盤はダイアナ・ウィン・ジョーンズ節、中盤は宮崎節、シメはダイアナ・ウィン・ジョーンズ節で楽しめたんだけどさ。でも逆に言うと、お互いが反発してて融合してないとも言える。
というわけで結論的には老いたな宮崎駿!ということになってしまう。パワー不足なんじゃねーの?