微妙な英雄

生きて候(上) (集英社文庫)

生きて候(上) (集英社文庫)

 本多正信の次男、本多政重の物語。経歴がすげー面白いのだが詳しくはWikiさんしょ。無頼の英雄という感じでなんだか「一夢庵風流記」の(もしくは漫画「花の慶次」でもいい。花の慶次はマンガ的過ぎるところがナンだが、いい意味で骨は同じだ。)前田慶次郎と比べてしまった。
 それがいけなかったと思う。すげーなんつうか、主人公の本多政重、行動というか思考に煮え切らなさを感じてしまった。いやなんつうか、人として当然、って評価のところが「ツッパリ具合がたんなくねー?」とか思ってしまうのだ(笑
 
 お話としては面白いので普通にオススメだと思うのだが…俺のこころに漂うこのいまいち感はなんだ…(汗